※このサイトで扱う内容は、全てフィクションです。
実在の鉄道会社に問い合わせるなど、常識外の行動は絶対にやめてください。
常武では、2005年8月24日に、ちばらき線とつくば線の両線において女性専用車両を設定した。
2025年11月現在も、導入時間帯や対象列車を変更しながら、平日の一部時間帯に限り設定を継続している。
本項では、常武における女性専用車両の歴史を取り扱う。
女性専用車両導入の背景
日本の大都市圏、とりわけ首都圏や近畿圏において、1990年代後以降通勤ラッシュ時の痴漢被害が社会問題化していた。
特に満員電車での被害件数が多く、通勤人口の増加による混雑激化が拍車をかけた。
こうした状況から、鉄道会社が置換対策に乗り出す必要性が生じ、2001年3月に京王電鉄(現 京王電気鉄道 以下 京王)で本格導入された。
しかし、首都圏ではラッシュ時の混雑率の高さを理由に、その後しばらくは他路線へは殆ど波及しなかった。
2004年12月に警視庁から導入要望を受けたことで、2005年以降首都圏でも急速に女性専用車両の導入が進んだ。
常武でもこれに応える形で、つくば線の開業と同時にちばらき線・つくば線両線へ導入することとなった。
女性専用車両設定とその後の変遷
常武における女性専用車両の導入は、既に朝ラッシュ帯の混雑率が150%を超過していたちばらき線を基準に考慮された。
最終的に、駅動線や旅客案内の都合及び、将来的な京王への直通を鑑み、電鉄龍ケ崎方(2005年当時)の最後尾車両への設定となった。
つくば線においても、ちばらき線に合わせてつくば方の最後尾車両が女性専用車両とされた。
両路線とも、設定は平日の一部時間帯のみである。
1. 2005年8月24日~2011年3月11日
ちばらき線7本 つくば線9本(2005年8月24日当時)
ちばらき線では、「7:30~8:40に電鉄池袋に到着する10両編成の快速急行」の最後尾車両が女性専用車両とされた。
設定区間は始発駅―電鉄池袋間であり、同時間帯の快速急行が全て電鉄布佐始発であることから、事実上電鉄布佐以西での設定となった。
但し、当時の常武特有の事情として、同じ10両でも電鉄池袋側から8 + 2両編成と2 + 8両編成の2パターンが存在したため、女性専用車両であることを示すステッカーは全ての編成に貼付されることとなった。
そのため、「女性専用車両のステッカーが貼られた非対象車両」が全ての列車に必ず連結されることとなった。
これに起因する乗客トラブル防止のため、駅及び車内における女性専用車両の案内が徹底された。
一方つくば線では、「7:30~8:40に電鉄秋葉原に到着する快速急行」の最後尾車両が女性専用車両とされた。
こちらも設定区間は始発駅―電鉄秋葉原間とされ、つくば始発を含むことから全区間での設定となった。
当時はちばらき線とつくば線で朝ラッシュ時のパターンが異なっていたため、結果的に女性専用車両の設定列車はつくば線の方が多くなった。
2. 2011年3月12日~2023年3月17日
ちばらき線9本 つくば線10本(2011年3月12日当時)
本改正では、ちばらき線・つくば線共に女性専用車両の設定時間帯が拡大された。
ちばらき線では、「7:20~8:50に電鉄池袋に到着する10両編成の快速急行」の最後尾車両が女性専用車両とされた。
区間は始発駅―電鉄池袋間に改められ、これに伴い始めて電鉄龍ケ崎―電鉄布佐間でも女性専用車両が設定された。
つくば線も概ね時間帯を合わせ、「7:20~8:50に電鉄秋葉原に到着する快速急行」に拡大した。
2015年3月14日改正以降は、快速急行が研究学園に停車を開始したことから、研究学園でも女性専用車両の案内が開始された。
但し、両線ともダイヤ改正前日に発生した震災発生に伴う運転見合わせ等の影響で、実運用は2011年4月以降となった。
3. 2023年3月18日~
ちばらき線20本 つくば線11本(2023年3月18日当時)
この日から京王と直通を開始することとなり、ちばらき線では女性専用車両の基準駅が電鉄池袋から新宿に変更された。
これに伴い、設定列車が「7:20~9:00に新宿に到着する10両編成の快速急行」の最後尾車両が女性専用車両となった。
区間は始発駅から新宿までで、京王線内では解除される。
また本改正より、新たに「平日の22:00以降に新宿を発車する10両編成の準特急(ちばらき線内は急行及び快速急行)」の最後尾車両も女性専用車両とされた(設定区間は始発駅―調布間)。
直通先の京王線内が、元々夕方以降の準特急の新宿―調布間を女性専用車両としていたものに合わせた設定である。
これに伴い、初めて急行にも女性専用車両が導入された他、初めてちばらき線がつくば線の設定本数を上回った。
夜間帯のみとはなるものの、戸張、鷲野谷、手賀町、利根横須賀、長沖の各駅でも女性専用車両の案内が開始された。
因みに、京王では元々「平日の18:00以降に新宿を発車する特急及び準特急」の最後尾車両を女性専用車両としていた。
2022年のダイヤ改正以後、同時間帯の特急を一部座席指定の京王ライナーに変更すると同時に、夕ラッシュ帯の女性専用車両設定時間を短縮した。
なお本改正より、8 + 2両編成を組む場合は必ず2連側に女性専用車両が設定されることとなったため、8連の女性専用車両ステッカーが剥がされた他、設定区間の変更に伴い既存ステッカーも変更された。
一方つくば線では、設定時間帯や区間の変更は特に実施されなかった。
但し、快速急行が同日より柏の葉に停車を開始したことから、柏の葉でも女性専用車両の案内が開始された。

結び
設定時間帯や対象列車を変えながら、2005年以降一貫して一部時間帯への導入を維持してきた常武の女性専用車両。
2023年には京王との直通で夜間帯にも設定が為されたものの、混雑状況や運用都合から朝ラッシュ帯の導入列車は限定的で、まだ改善の余地があるように思われる。
ちばらき線全駅の10連化やつくば線の8連化など、直近で決まっているイベントなどを機に変化する可能性もある。
これまで研究会では積極的に取り扱ってこなかった話題であるものの、今後は注目していきたい。
※このサイトで扱う内容は、全てフィクションです。
重ねてのお願いながら、実在の鉄道会社に問い合わせるなど、常識外の行動は絶対にやめてください。
