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1986年から1997年にかけ、計140両が製造された。
2、6、8両固定編成が存在する。
車体は京王7000系の初期製造車をベースに、オールステンレス車体が採用された。
急行灯は尾灯を兼ねている。
制御方式は、当時最新鋭であったGTO-VVVFインバータ制御が採用された。
10年以上に渡り製造されたこともあり、製造年次によってVVVFインバータ装置が異なる。
| 1次車(1986~88年製造) | 三菱製GTO-VVVF(初期型) | 
| 2次車(1988年製造) | 日立製GTO-VVVF(初期型) | 
| 3次車(1990年製造) | 東芝製GTO-VVVF(初期型) | 
| 4次車(1992~93年製造) | 日立製GTO-VVVF(初期型)……2次車と同一 | 
| 5次車(1996~97年製造) | 三菱製GTO-VVVF(後期型) | 
当初は全車両がちばらき線の沼南車両区所属であったが、つくば線開業に伴い、2119Fと2120Fが守谷車両区へ転属した。
2両固定編成は全車が2021年、2023年に京王ライナー対応改造を受けた。
L/Cシートへの換装及びコンセント設置、前照灯及び急行灯兼尾灯のLED化、外観デザインの変更が行われた。
また、2024年の2109Fを皮切りに、VVVF装置の更新が始まった。
更新後の装置は日立製SiC-MOSFETで、1000系(2代)及び1040系と同様である。
主要諸元
| 最高運転速度 | 110 km/h | 
| 設計最高速度 | 120 km/h | 
| 起動加速度 | 3.3 km/h/s | 
| 減速度(常用) | 4.0 km/h/s | 
| 減速度(非常) | 4.5 km/h/s | 
| 全長 | 20,000 mm | 
| 車体長 | 19,500 mm | 
| 全幅 | 2,800 mm | 
| 車体幅 | 2,770 mm | 
| 主電動機出力 | 150 kW×4 | 
| 制御方式 | GTO-VVVFインバータ制御 (更新車はハイブリッドSiC-MOSFET-VVVFインバータ制御) | 
| 制御装置 | 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ | 
| 保安装置 | 京王形ATC | 
編成表
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